ポリエチレンはプラスチックの中の一つで、日本における全プラスチックの生産量のうち約25%を占めているんだ。さらに、プラスチックの中で最も原料価格が安く、加工しやすい特長を持っているから、最も広く使用されているよ。
ポリエチレンはプラスチックの中の一つで、日本における全プラスチックの生産量のうち約25%を占めているんだ。さらに、プラスチックの中で最も原料価格が安く、加工しやすい特長を持っているから、最も広く使用されているよ。
そんなポリエチレンの出発原料は原油なんだ。
ポリエチレンの作り方は、まず、原油を加熱処理し「ナフサ」と呼ばれる液体が作られて、さらに、ナフサを熱分解すると気体の「エチレン」と呼ばれるポリエチレンの基礎原料が出来上がるんだ。このエチレンを触媒と混ぜて、高温・高圧化で化学反応させると「ポリエチレン」の完成さ。
僕たちの会社で取り扱っているポリエチレンには2種類あるんだよ。
まずはHDPE(高密度ポリエチレン)だ。よく「ハイデン」なんて呼ばれるんだよね~。
HDPEは半透明で、薄くても強度が高く、スーパーやコンビニのレジ袋、雨で濡れた傘を入れる傘袋、おしぼりの包装袋などとして使われているよね。振ると「シャカシャカ」音が鳴るのも特長だよ~。
次はLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)ね。よく「リニア」や「エルエル」なんて呼ばれるかな~。
LLDPEは透明度が良く、よく伸びて柔軟性もあるから、みんなが日常よく使う汎用の袋のほか、米や肥料などの重量物を入れる厚手の袋からポテトチップスなどのお菓子の袋やハム・ソーセージ等の真空パックなどの食品包装材の一部まで多岐に渡って使われているわ~。(お菓子の袋や真空パック用の袋はポリエチレンのほか多種のフィルムを何層も重ねて作られています)
HDPEとLLDPEは人間社会にとても身近で、欠かすことのできないものになっているの。
それとポリエチレンは燃やしても水と二酸化炭素と熱しか発生しないから、ダイオキシンなどの人体に有害な物質は発生しないんだぜ~。
一般的にポリエチレンなどのプラスチック原料は「レジン」と呼ばれる粒の形をしているんだ。僕たちの会社ではこのポリエチレンのレジンを使って、フィルムやシート、袋を作っているんだけど、そのまま使って作っていたのでは、何の機能性も持たない無色透明な製品しか作れないんだ。
そこで、僕たち「マスターバッチ」の出番というわけさ。レジンと一緒にマスターバッチを混ぜて成形・加工することで、フィルム同士の静電気や密着を防止したり、カラフルな製品が作れるようになるというわけだ。
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